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2018年9月3日月曜日

署名提出および総長との面談のご報告

「セクシュアル・ハラスメント報道に関する、早稲田大学で教育・研究に携わる有志の声明」を、8/6第一次集約時点までの賛同者名簿とともに8/9に総長に提出しました。

また、そののち総長との面談を8/23に行いました。その際、8/13までに賛同いただいた方の名簿を提出しました。さらに、賛同者からいただいた大学への要望についても、匿名化して総長に提出しました。

以下、8/23の総長面談の記録です。
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2018年8月23日 鎌田総長と面談 場所:大隈会館総長室 時間:16時30分から概ね40分間

 まず、声明呼びかけ人側から声明文を添えて8月13日までの賛同署名及び賛同人からのコメントを提出し、今回の声明は、事実の究明や被害回復だけでなく、今後の早稲田大学におけるセクハラ防止を促進し、学生・院生の不安と不信感をすみやかに払拭することを求めており、その取り組みを非常勤・任期付き教員・研究職が立場の違いを超えて行っていかねばならないという決意表明であることを確認した。

 これをうけて鎌田総長からは、「今回の声明が、善意の教員によって、よりよい早稲田大学を実現する意図のもとに呼びかけられたものであることは十分理解している。被害者保護の観点から情報開示には様々な困難もあるが、ハラスメント防止については個別の対応と大学全体の対策の両面を可能な限り切り分けて真摯に取り組んでいきたい」という返答があった。

 続いて、呼びかけ人側は、現状もっとも不足しているのが、在学中の学生・院生に対する発信・説明であることを指摘し、各箇所の取り組みを促進するためにも、総長名でのハラスメント防止宣言と可能な限り具体的なセクハラ再発防止対策のロードマップの提示を行ってほしいと要望した。

 鎌田総長からは「学生・院生に対する発信の必要性はよく理解した。総長メッセージの発信やロードマップの提示についても前向きに検討したい。ただし、本件の調査の進展との関係もあり、現状ではその時期を明確にすることは難しい」との返答があり、呼びかけ人側は「すべての対策が完了するのを待っていては遅すぎる。事件の調査や対応も一定程度進んでいるのだから、個別の案件と切り離し、遅くとも秋学期が始まる前には学生・院生に向けた総長メッセージの発信及びロードマップの提示を行うべき」との主張を行った。
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以上の内容については、ウェブ掲載の可否を総長に確認し、可との返事を受けましたのでここに掲載いたします。

呼びかけ人一同

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